Shana Tova!

いわゆるグレゴリオ暦と呼ばれる西暦で歳月を数えると月の満ち欠けは二の次に――。
しかし、ユダヤ人が今も採用している暦(ユダヤ暦もしくはヘブル暦)は、新月を起点に次の新月までで1か月と数える。
西暦で言う3月ごろ、ユダヤ暦では第一の月(ニサン)を迎え、同じく9月ごろに第七の月(ティシュリ)を迎える。
便宜上、日本で4月を新年度のスタートと数えるのと同様に捉えてみよう。
ユダヤ暦の第七の月(ティシュリ)に彼らは新年度を開始し、しかもその時を正月として祝う、と理解すれば……ややこしさは残るが、説明はつく。
2020年の今年、9/18(金)日没と共に新年(ロシュ・ハシャナ)となり、ユダヤ暦5781年となる。
ユダヤ/イスラエルとなじみのない人々向けにその特殊性を広く紹介していくことも当法人の主要な使命である。
新しい年を迎えるその日、シャナ・トヴァー!(良い一年を!)とあいさつを交わす機会の増すことを期待しつつ――。
一般社団法人ケルビムのかげ 代表理事・坪井永光(つぼい・えいみつ)

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。